利休に「花は野にあるように」という言葉があります(利休七則)。 しかし あたりまえのようで どう入れたらいいのかは分からない。茶花にはこの他にはこれといった約束はありません。
『南方録』に《小座敷の花はかならず一色を一枝か二枝 かろく いけたるがよし》とあります。これは 少し技術的なことですので 私はこの言葉を頼りに茶花を入れています。
もちろん 掛物や 花入れにより変わりますし、相手は自然の花なので その時々に 入れ方を吟味しないといけません。そこが茶花の面白さで、正解のない 奥深い世界が広がります。
炉 の 花
牡丹 胡銅手付 嵯峨菊 ブルーベリー照葉 伊賀耳付 初嵐 水木照葉
風 炉 の 花

撫子 縞葦 玄々斎三徳花活 七段花 下野 幻庵空中信楽 梅花空木 木村盛伸青白磁扁壺 山芍薬実 清水卯一白釉花入 白薊 根色長崎義山花入
貴船菊 一之瀬宗辰 そろり
コメント