京都の お寺や神社で 毎年お茶会をしています。
お点前、半東、お運び、水屋 など 社中で役を分担し、皆心を合わせて お客様をおもてなしします。 終わった後の充実感は 最高です。
また 普段では見れない 京都の美しい庭園や 茶室が体験できるのも 魅力です。
令和6年4月15日(月) 北野天満宮 明月舎 茶会
4月15日、北野天満宮 明月舎の月釜を担当しました。季節外れの夏日となり 天気にも恵まれ 大勢お客様が来られました。
道具には 全く桜の意匠を見せずに 桜を感じていただければと 謡曲「雲林院」をテーマとしました。
寄付きに 淡々斎「雲」、床には 金森宗和 春宵の茶事の案内状消息を掛け、花は 立鼓に牡丹。また 八千代棚に阿蘭陀水指と 竺叟好 寒雲棗を壮り、菓子器には謡本蓋物を使って 夢の中で 業平と語る公光を演出、自己満足の世界でした。
令和5年12月10日(日) 金毛院凌雲亭茶会
令和5年極月 鹿ケ谷金毛院の月釜を努めました。
金毛院は 紅葉の大木と苔が美しい庭園と 茶室から吉田山が一望できる景観の素晴らしい 浄土宗の寺です。当日は天気にも恵まれ、暖かく、庭の紅葉が美しい茶会日和でした。
この一年を振り返り、炉辺に集い、茶の湯を楽しむ雰囲気が 出せたらと考えました。
待合は 遠州が一家揃って保科正之の茶事に招かれた時の 後礼消息です。本席には大綱宗彦の「唯聴松風十二時」を掛けました。
遠州消息の内容のように 茶友と共にお茶を楽しめる幸を感謝し、法然院入相の鐘を聞きながら 席を閉じました。
令和5年5月21日(日) 茶道文化会茶会 於 南禅寺瓢亭
鵬雲斎大宗匠の百寿を祝って 釜を懸けました。大宗匠は 乗馬クラブの会長をされ、馬が 大変お好きです。 平安時代から宮中の行事として 毎年5月5日に行われてきた 『やぶさめ』をベースに 歴代家元の好みものを 絡めて取り合せをしました。
待合に 人間国宝 林駒夫作の菖蒲矢を飾り、本席の床 藤原定家の やぶさめのことを記した消息に繋げました。
花は 大山蓮華と都忘れを不見斎の竹置筒に入れ、 薄器は 鵬雲斎好みの「駒茶器」、これは馬好きの大宗匠ならではの好みもので蓋表に「嘶(いななき)」と直書きされています。
茶碗は 癸亥年(大正12年) 、すなわち大宗匠が生まれた年に 惺入が制作した 赤楽茶碗を使いました。
今回は 京都碧窓会と 東京碧窓会の合同で 水屋を担当し、140名余のお客様を お迎えしました。
令和3年 10月16日(土) 大徳寺 玉林院 洞雲会 茶会
10月16日(土) 洞雲会のお席を 担当しました
席中の人数を制限し アクリルのパーテーション設置など 感染予防を 万全にして 行いました。席中の雰囲気は損なわれますが 皆様安心して 茶会を楽しめたようです。
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